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風水散歩

2005年07月18日

土地や建物等の形(らん頭)からだけでも、そこの気の良し悪しの見当をつけることができます。風水で学んだことが実際に現象として現れているのを見るにつけ、その力の大きさを感じ取ることができます。
以下、実例集。
 
 

 
鎌刀殺v.s.鬼角殺
この家は道路カーブの外側に建つが、それによる気の攻撃(鎌刀殺)に対し、建物の角を向けて(鬼角殺)対抗している。ちょうどカーブミラーの位置もこの家に味方している。
 
 

 
カレー店の武器
商店街の中、マンションの1階にパン屋、2階にインドカレー店が入っている。パン屋は1-2年前に入ったばかりだが、カレー店はもう何年も営業中。外階段の黄色+傾斜+ギザギザが殺気を放っているため、向かいのテナントはこの1-2年で2回交代。2003年12月現在、それまでのオムライス屋が廃業し、替わって韓国食堂にするべく、工事中である。(付記:2004年1月2日に開店した。)
2005年11月現在、韓国食道は続いている。結構繁盛しているようす。
 
 

 
路冲による害の例外(1)
道路の突き当たりは殺気が集中し、店舗や住居には極めて不向きだが、例外的に深夜営業の店はその悪さがあまり出ず、却って良いこともある。この店(バー)は長くこの繁華街で営業している。その名も「門」という以上、気の流れをどんどん受け入れますという象意だ。ただし2003-2004年は艮宮に破れがついているから、艮の象意の1つである「門」という名前を持つ以上、この2年間は結構苦しいかもしれない。とはいえ、これまで安定してやってこれたことを考えると、この店の理気(方位、建造年、入居年など)がかなり良いと思われる。
 
 

 
路冲による害
住宅街の中のガソリンスタンド跡に、2002年開業した店。カフェダイニングの店で、深夜4時まで営業しており、週末は若者たちで賑わう。この店は手前からバスを含めた車両が直進し直前で曲がるという交差点の角に位置しており、しかも店の真前に電信柱や柳の木まであるのだがそれも何のその、今までのところ繁盛している。
2005年5月追記:この店は本年3月をもって閉店した。オープン時にはHanako誌に紹介されるなど、結構勢いがあるように見えたのだが・・・。やはり風水条件の悪さには持ちこたえられなかったようである。
 
 

 
Y字路のガソリンスタンド
かなり傾斜のある下り坂がY字に分岐する所に位置するガソリンスタンド(GS)。ここも長年繁盛している。
 
 

 
鎌刀殺
大通りに沿って走る、高速道路による鎌刀殺。
 
 

 
ところが、この強力な鎌刀殺の真前で営業している、これもまたGS。成合弘氏の『風水鑑定』(ワニブックス)によると、GSは殺気の集中に適応する数少ない業種とのことだが、確かにこれらの実例を立て続けに見ると納得する。
 
 

 
光射殺+鬼角殺
鏡のような窓とギザギザの角。こんなビルが自分の家に角を向けていたら大迷惑。しかし大通りを挟んで向かい合っているのは「イエロー・ハット」の巨大ビルで、しかもそちらも負けずにビルの角を相手に向けている。
 
 

 
猛虎の犠牲者(1)
建物同士が、その出入り口を向かい合わせにしているのを「門対門」といい、互いに対立しあうことになる。片方が圧倒的に大きなサイズの場合は特に「猛虎開口」と呼び、その相手は虎に射すくめられた獲物のごとく、運気が急速に衰えていく。
この個人商店の向かいは大きなビルで、1階の駐車場入り口はこの商店の建物幅よりも一回り大きい。結果としてこの商店はさびれている。
 
 

 
路冲の神社
バスも頻繁に通る大通りの突き当たりに、この神社はある。しかも急な階段を上って直進15mほどで、本殿正面なのである。
ただし鳥居と階段は、左右の道路に対してわずかに(30度くらい)右回りに傾いて建っており、写真の右手前からの道路の気は鳥居の左に流れる配置になっている。そして真の路冲位置には、小さな交番があるのである。上述の本では交番のように24時間気合いを入れている業種はこのような場所に適しているとあるが、それにしても常に交番入り口に立って巨大な気の冲を受け続ける警察官の人は、かなり健康を害しそうである。
 
 

 
神社の冲
ちなみに上述の神社の、真の対冲は、交差点の向こうの2軒の個人商店である。本殿から急勾配の階段を下り放たれた強い気は、これらの家が受け止めるには強すぎ、2軒とも非常にさびれている。
 
 

 
カーブマンション
2001年頃に立てられたこのマンションは、交差点に向けて円周状のデザインになっており、同時にそこにカーブミラーも設置されている。
 
 

 
上述のカーブミラーの正面位置。周りの比較的新しくきれいなマンションが多い中、この家だけ廃屋に近い荒れようである。
2005年4月追記:今年の年明けからこの家屋は取り壊され、現在更地となり売却に出されている。
 
 

 
スポーツクラブ
住宅街の中にあるスポーツクラブ。玄関は外に凸の自動ガラスドア、そしてアプローチの階段と雨よけのひさしが、まるでワニが口を開けているようである。
 
 

 
猛虎の犠牲者(2)
スポーツクラブの向かいのマンション。1階には小さな店舗スペースが2つある(シャッターの下りている所)が、ここも出入りが激しく、テナントが安定しない。
2005年4月追記:この真中の小店舗はこの年明けに手作りケーキのお店になったが、さて・・・。
 
 

 
ファミレスにご用心
何故なら、しばしば駐車場猛虎になるから。
 
 

 
猛虎の犠牲者(3)
興味深いことに、この猛虎の口のちょうど真ん中の位置に向かって、この三角看板が鋭い角を向けている。まるで必死に楯突いているようだ。この店は右側の2階建てマンションだが、ここも交代が激しい。しかし地下1階の店だけは手堅く続いている。穴に隠れて上手く虎の攻撃をかわしたのだろう。ちなみに店名も「隠れ家」である。
 
 

 
鬼角殺、電信柱つき
有名人も複数住む某マンション。中央に張り出し部分があり、角をこちらに向けている。またちょうどそこに電信柱も。
 
 

 
上述のマンションの向かい側。この木造アパートは、この通り沿いの他のどの建物よりも目だって古びている(ひさしはトタン板である)。
2005年11月追記:ここは9月の末に取り壊され、現在マンションに立替え中である。ついに鬼角殺の圧力に屈したらしい。
 
 

 
気の発射の塊
大きな入り口、鏡のようなガラス、しかも凸面型の造り・・・。このような建物の向かいに住むのは大変そう。実際、この対向の建物1階に入った店は1998年からの5年ほどで3軒目である。
2005年11月追記:写真のビルでは今年に入って、それまで長く続いていた地下1回の店(ビアレストラン)が閉店しステーキ店となり、2階にはイタリアンと歯科医院が入った。1階は数年前からしゃぶしゃぶ店なので、何だか「肉ビル」という感じである。
 
 

 
蔦屋
年中蔦に覆い尽くされている家。持ち主はこの1階のガレージを修理場にしており、年代物のベンツなどを直している。
 
 

 
墓地横
墓地の隣にあるこの木造アパート。1階の店舗は空いたままだ。
 
 

 
宇田川交番
有象無象のたむろするこの界隈にカツを入れるためか、Y字路で三角形のデザインのみならず、頂点は刃のように鋭く、ステンレスの光沢まで出している。
 
 

 
ファッショナブルな家
まるで絵本に出てくるような、三角屋根(風見鶏つき)とレンガ壁の2世帯住宅。ユニークで美しいが、円い部屋の住み心地は?
 
 

 
にらまれ店
 道路である正面を除き、3方を背の高いマンションで囲まれた店舗。1階の焼肉店は2001年の狂牛病騒ぎで廃業し焼き鳥屋になったものの、それまでは長く営業していた。しかし2階は1994年からの10年ほどで3回テナントが交代している。しかも最後の店が2003年春頃に出て行って以来、空き店舗である。
  付記:2004年4月、2階にまた別の飲食店が入った。
2005年4月付記:このお店も半年ほどで交代し、現在別店である。
2005年11月追記:上記の店も閉店。現在、1階、2階とも空き家である。
 ちなみに背後の赤っぽいマンションは店舗の奥と繋がっており、基本的には1つのビルなのである。また、噂によるとここの2階に人が居付かないのは、大家がテナントに対して口うるさく、嫌がられるからとのこと。もしそうならば、背後の親からにらまれている子供のようなこの店舗構造の、象意そのままではないか。

書いた人 浜野ゆり : 2005年07月18日 18:00