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風水いろは用語集 「い」の風水用語

2005年07月18日

一命 二運 三風水 四積陰徳 五唸書
運命を支配する因子の優先順位を表した言葉。
何といっても「命」(めい=生年月日時)が最も根本的、宿命的な先天運である。その次が、「運」(命から計算される運勢の流れ)である。ここまでは本人にも周りからも変えようがない部分である。
3番目が風水で、4番目が「徳を積むこと、修行」。しかも「陰徳」とあるので、人に見せるのが目的ではいけない。そして最後になってようやく「唸書」、つまり勉強することが出てくる。
通常の教育や道徳では、このラスト2つの方法をひたすら強調する。曰く「真面目に勉強し、正しい考え方や行動を取り、世のため人のためになるよう努力すれば、運が開ける」と。しかし運命学の観点からいえば、これらの運勢への影響力の規模はごく瑣末ということになる。
とはいえ、では全て生まれで決まっていて、後天的にはどうしようもないのかといえば、そんなことはない。最初の2者(先天因子)と最後の2者(変更可能因子)の間に風水が位置していることがポイントである。これは人体で喩えていえば前2者が不随意筋(心臓や腸などの筋肉)、後2者が随意筋(手足などの骨格筋)のようなもので、風水は呼吸筋のようなものである。つまり呼吸は、意識しない時には不随意で勝手に動いているが、意識してコントロールすることもでき、それにより心身の健康状態を向上させることができる。風水もそのように、きちんと意識して正しく使えば、運勢を向上=開運することができるのである。
 
 
陰宅
墓のこと。人の住む(居住・勤務)建物である陽宅に対する語。風水には陽宅風水と陰宅風水があるが、陰宅が作用するためには死者は土葬される必要がある。従って、火葬が普通である現代日本では、陰宅風水を使う場面はほとんどない。
 
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書いた人 浜野ゆり : 2005年07月18日 19:17