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ハンドヒーリング

2004年04月06日

 土曜の当直仕事の合間に、看護師さんの1人ににハンドヒーリング(手当てによる癒し)をさせてもらいました。数ヶ月前、病棟の看護師さんたちの会議の折、「看護に役立てるハンドヒーリング」ということで、手当ての実習をしたことがあり、しかし勤務のローテーションの都合上、上記の看護師さんは当日いなかったので、改めてハンドヒーリングを体験してもらったのです。
 ハンドヒーリングは、レイキの項でも説明していますが、誰でもできる、自然な癒しの技です。アメリカの看護学の教授ドロレス・クリーガーが「セラピューティック・タッチ(治療的接触法、TT)」として体系化、研究をしており、できるだけ科学的、客観的見地から書いた著書も数冊出ています(→お勧め本棚)。
 TTを行なうと、ぽかぽかと身体が温まり、心身ともに非常にリラックスします。この効果を利用して、緊張を取ったり、寝付きやすくしたりと、様々な使い方ができます。看護師さんたちに教えてから、慢性不眠で睡眠薬では効果が不十分な患者さんが速やかに入眠したり、イライラが治まったりという効果が実際に得られています。
 今回の看護師さんに対しては、TTを行なう前に、本人の「気場(肉体を取り巻くエネルギーフィールド)」のアセスメント(評価)をしました。椅子に座ってもらった上で頭頂からつま先までの体表を、皮膚や服に触れない程度に手を近づけ、場のエネルギー状態を感じてみました。
 その結果、首から下は充実した、熱気もあるような感じなのに、頭だけが涼しいような、気場の密度が粗な感じがしたので、本人に「最近、睡眠不足が続いていますか?あるいは、頭脳労働で疲れているとか」と訊くと、「どっちもありますねー。ここ数日、いろんな企画やその作業で、1日3時間くらいしか眠てないんです」とのこと。
 そこで特に頭を中心にTTを行なうと、リラックスしたためか目つきがトロンとし、「他の所はともかく、頭を触ってもらった時には体が傾いたかと思うような、一瞬めまいのような感じがした」とのことでした。おそらく睡眠不足を押して仕事をしているため、神経がリラックスした拍子にそういう症状が出たのだと思われました。
 無理を続けたら、いずれ体を壊します。本来なら快適なはずの弛緩状態でこのような症状が出たというのは、身体からの警告と考えられました。この看護師さんが、早く作業を一段落して、ちゃんと休んでくれたら良いなあ、と私は思いました。

書いた人 浜野ゆり : 2004年04月06日 09:24

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