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中華風2品

2006年12月27日

この日の夕食は、おかずを5品も作ってしまいました。一寸調子に乗ったようです。
このうち何品かが、後日も登場することになります。多く作って、2~3日で食べきるのが我が家の習いです。
緑のものが少なかったのが難点でした。


料理写真1241.jpg


【中華風2品】
①エビ(海老)チリ:写真左上は、実はエビチリです。いささかソースというか汁気が多くなりましたが、これも一興です。
 冷凍エビを解凍し、少し水洗いをしました。これで臭みが取れます。エビと冷凍のキューブ野菜(ニンジン、グリーンピース、コーン)をフライパンで炒め、エビが色づいたらソースを加え、煮立ったところで水溶き片栗粉を回し入れ完成です。
 ソースは、水(3/4カップ)、トマトケチャップ(大1・1/2)、酒(大1)、塩(小/3)、砂糖(小1)、コショウ(少々)、酢(小2/3)です。本来なら長ネギを刻んで入れるところですが、この日は忘れました。尚、トウバンジャン(豆板醤)は省略しました。
 ちゃんとした作り方もあるのですが、それは大ぶりのエビで作ったときにしましょう。


②カニ玉(右上):カニ(蟹)の代わりにカニ風味かまぼこ(蒲鉾)を入れました。これで勘弁して下さい。
  “カニかま”を適当な大きさに裂いて、溶き卵とともにフライパンで焼きます。頃合いを見計らって、合わせソース[鶏ガラスープ(3/4カップ)、酒(大1)、砂糖(小1)、しょう油(小1)、ゴマ油(小1)、塩・コショウ(少々)、水溶き片栗粉(適量)]を加えます。グリーンピースをあしらっても良いです(家では省略しました)。


③厚揚げと里芋の煮物:下処理した里芋と厚揚げを適当な大きさに切り、鶏ひき肉とともに出汁で煮て、砂糖、酒、みりん、しょう油を加えさらに数分煮ました。きれいにアクを取って下さい。寒い季節になると、こんな料理が有難くなってくるものです。


④けの汁(しる):これは津軽地方の郷土料理です。昔は自家製の味噌をどこの家庭でも作っていたようで、けの汁も各家によって味が違っていたそうです。色々な野菜を賽の目切りにして、味噌仕立てで煮込んだもので、旧正月に振舞われる伝統料理です。
 ごぼう(牛蒡)、こんにゃく(蒟蒻)、茹でたたけのこ(筍)、レンコン(蓮根)、ニンジン(人参)、大豆(水煮缶詰)、シイタケ(椎茸)を賽の目切りにして、出汁、みりん、酒、味噌で煮込みました。懐かしく、ホッとする一品です。


 後はいつものように、玄米ご飯とお味噌汁。具は、ワカメとなめこでした。ご馳走さま!
(蛇崩緑堂)


<解説>

いやあ、いろいろおかずがあって一層嬉しかったです。
特に「けの汁」という地方伝統料理は初めてで、珍しかったですね。
多種の根菜類がサイコロ状に切ってあり、品目数も増えるし食物繊維も豊富です。
高タンパク食は栄養療法の基本ですが、やはり野菜をたくさん食べることができた日は何だかホッとします。

書いた人 浜野ゆり : 2006年12月27日 06:17