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りんごとみかんの活用法 2007年版

2007年01月20日

去年の記事にも書いていますが、今年もまたりんごとみかんを保存食にする必要が出てきました。
2007年版は普通にりんごだけを煮るものの他、りんごとみかんを一緒に煮るのも試してみました。


 クリックすると拡大画像が出ます。


左下、カップ入りのヨーグルトにかかっている橙色のものがそうです。
他には
・野菜サラダ(キャベツ、キュウリ、にんじん、ピーマン、赤ピーマン)
・スープ(インスタントの鶏ガラスープにミックスベジタブルを入れたかき玉スープ)
・ニンシアレッド(ヤングリビング社のデトックスジュース)
・ミルクティー

パンの類がありませんが、別にダイエットではなく、サラダやスープでお腹一杯になってしまうからです。


さて<りんごのみかん果汁煮>は

材料はりんご 1個、みかん(小) 4個。

りんごは皮をむき、芯を取って8分の1ずつに切り、そこから小さめのいちょう切りにします。
鍋に入れ、レモン果汁とシナモンを加えて和えておきます。


みかんは外皮をむき、内袋についている白い筋を大まかに取ってからミキサーにかけてジュースにします。
これを上記の鍋に加え、焦げないよう気をつけながらりんごに火が通るまで煮ます。


オレンジもそうですが、みかんを内袋ごと加熱すると少し苦味が出るのですが、それが却って大人の味ともいえます。
今回はシナモンは少しだけにして、ショウガを加えて風味付けしました。
ショウガは生、粉、チューブ入りなど、お好みで。
場合によってはブランデーやラム酒などを少量加えても良いかもしれません。


これを、カッテージチーズにプレーンヨーグルトを加えたものにかけます。
食べるときにタンジェリン(みかんに似た柑橘類。レモン、オレンジでも可)のEO(エッセンシャル・オイル)を1-2滴垂らすと更に香り高くなります。(※)


そういえば学生時代の内科実習で、脂質代謝の専門医が「みかんの筋って、血中コレステロールを上げにくくしてくれるんだよ」といっていましたっけ。
当時から彼は「卵を1日4個食べようが5個食べようが、コレステロールは上がらない」といっていて、私は「へえー、そうなんだ」と印象深く聞いていましたが、その後ついぞそうしたことを聞くことがありませんでした。


日本が最も影響を受けているアメリカ医学において政府が肥満防止キャンペーンを大々的に行ない(1970年代から約20年間)、その中核が「脂肪摂取を減らそう」というもの、しかも「動物性脂肪は悪玉」という論調だったため、わが国でもそのような指導が行なわれてきました。
しかし最近(ここ5-6年くらいでしょうか)それでは国民の肥満は減らず、むしろ悪化していること、肥満の原因は脂質よりも糖質(炭水化物=甘味やでんぷん)が主人公であることがわかってきて、ようやくアメリカは軌道修正を始めたところです。
しかし日本の医学・栄養学の意識はまだ古い「常識」のままなのです。


こうした中、私は一昨年「分子栄養医学」という、新しくて治療効果の高い栄養療法と出会いました。
その教科書の中でも「卵を食べてもコレステロールは上がらない」とちゃんと書いてあって、やはりちゃんとした専門家はずっと知っていたことだったのだなあ、と改めて感じたのでした。


(※)食用にできるEOは、私が知る限りヤングリビング社の製品に限られます。

書いた人 浜野ゆり : 2007年01月20日 06:06