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無糖寒天ドリンク

2011年07月14日

久しぶりにレシピです。
といっても、ごく簡単なドリンクですが、まるで冷たい半流動のゼリー風で、不思議なことに冷やしてもその流動性が保たれています。
レモンのさわやかな風味とあいまって、とても飲みやすいです。
もちろん寒い季節になれば、ホットドリンクとしても可能。(ただし加熱すると、普通にさらさらの液体になりますが・・・。つまり、ホットレモネード状態。)


で、栄養療法では、飲食後の急な血糖値上昇を抑えることが様々な心身の症状を緩和するのにつながるため、食前の食物繊維摂取を意識的に行うことをよくお勧めしています。


最近は、メタボ対策のためもあり、さまざまな市販のファイバー商品もありますが、誰でも安価に入手でき、余計な添加物や薬品のない寒天は、使いやすい食物線維源です。
我が家では、休日にまとめ作りしておいて、在宅時には食前に1杯飲むことが多いです。


ちなみに7/13のNHK[あさイチ]で、ガッテンとのコラボということで、アンチエイジングにも血糖値を上げすぎないこと、そのためには糖質の取りすぎを避け、食事の際にはGI値の低いものから口にするなど、栄養療法ではおなじみの手法を紹介するとともに、かつてガッテンで放映されたビデオも交えながら、あらためて食事等での寒天活用法を再紹介していましたね。


寒天が良いのは、もちろん食物繊維たっぷりだから。
栄養療法でも、一般のダイエットでも、摂食時の血糖値の急上昇を抑えることは大事なポイントですが、食物繊維は食前に摂ると、効果を発揮します。
もちろん天然の便秘予防対策にもなります。


ドリンクの元ネタはNHK「試してガッテン」で紹介されたレシピ。
番組では、葛(くず)のような流動性から「くずレモン寒」という名前にしていました。
ムック「寒天生活」にそのレシピが出ていますが、
このブログ記事では毎日使える量(できあがり量約2リットル)とし、砂糖の代わりにエリスリム(エリスリトールの一商品名)にしてあります。


<材料> 出来上がり量 約2リットル分

寒天粉 20g
エリスリム 30-40g
レモン果汁(瓶入りの無糖レモン果汁100%のものを使うと手軽) 150ml
水 2リットル


<作り方>
材料を全部、ステンレス製の鍋に入れ、沸騰するまで強火にかける。
沸騰したら弱火にし、3分間煮る。
粗熱が取れたら容器に移し、冷蔵庫へ。


(注意点)

①加熱時間3分間を守ることがポイント。
3分未満だと冷やした時に(普通の寒天のように)固まってしまうことがあり、3分を超えると冷えてもシャバシャバの液体のままになります。
酸度が違うためか、レモン果汁のメーカーによって、若干仕上がりが異なることがあります。
その場合は煮る時間を多少加減する必要があるでしょう。


②エリスリトール製品は、商品により、砂糖に相当する甘味の量が変わります。
「エリスリム」の場合は、砂糖の1/3量で同じ甘さになります。


書いた人 浜野ゆり : 2011年07月14日 07:23