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(5)「適度」なスピリチュアル生活――心も毎日の「基礎トレ」が必要

2012年10月09日

しかし、直観力に基づいた判断は、それまでほとんど行なってきたことのない人の場合、なにやら不安定で危なっかしく感じられることが多いでしょう。


それは、これまでテニスをしたことのない人が初めてラケットを持った場合と同じで、まだその扱いに違和感があるし、狙った場所に球を打つどころか、まともにラケットに当てるのさえままならないのと同じことです。


だから、最初から大きな決断でのみ直感に頼ろうとすると、それはテニス教室初日にいきなり試合に出てしまったようなもので、成功確率が非常に低い、単なる「ヤマカン」になってしまいます。
テニスで上達しようと思ったら毎日素振りや壁打ちをすることが必要なように、直観力を鍛えるのも、毎日小さなことで練習する必要があります。


例えば今日の買い物は A 店にするかB 店にするか、買うのは C の服かD の方か。
つまり、もしも後からみて間違った選択をしたとわかっても、大きな損失にならないような行動で練習するのです。


そして選択に成功したときと失敗したときでは、判断を下したときの自分の精神状態がどうであったか、選択した瞬間の気持ちや身体感覚はどうだったかを記録しておきます。


例えば本心に反した選択をしたとき、心の反応と同時に「体が緊張する」「背中がヒヤリとする」「息苦しくなる」などの身体反応を伴うことも多いものです。


ただし、前述のようなネガティブな心の生活習慣にある人の場合は、常に身体も緊張していることが多く、そのため自分の体の微妙な変化がわからないことが珍しくありません。
リラクゼーションが必要な理由はここにもあります。
前の記事で紹介した二冊の本にあるような軽い運動や手先の作業に集中している時にはある程度体のリラクゼーションも得られやすく、したがって必然的に心のリラクゼーションおよび直観力向上にもつながります。


書いた人 浜野ゆり : 2012年10月09日 06:56