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アルカリイオン水

2005年07月06日

 友人の医師、森津先生が最近整水器を買い「アルカリイオン水は美味しいし、身体にも良い!」というので、私も影響されている。
 何でも、ただのアルカリイオン水だと「臭みがない」程度だが、更に竹炭とトルマリンといった、浄化作用の強いものを入れて一晩置くと、すばらしく美味しい味にあるのだという。
 私も数年前からアルカリイオン水には興味があったものの、日常生活上特に不自由していなかったため実行しないできたが、ちょうど先日、通販カタログで比較的安価な整水器を見つけたのを機に、思い切って買ってみた。
 早速アルカリイオン水を作ると、なるほどカルキ臭はないが、しかし何だか無機的である。高校の理科の実験で、空気に火花を走らせ、空気中の水素と酸素から水を作り出すというのがあった、その出来上がった水を確か「純水」というのだが、あれを舐めたときのことを思い出した。つまり、臭味もないが風味もないのである。
 そこで私も炭と石を入れてみることにした。自宅にはいろんな石を買ってきてあるが、トルマリンはないなあ、代わりになるもので、ある程度大きくて、少々傷が付いても良いものを・・・と考え、水晶の結晶を持ち出して、竹炭と共にアルカリイオン水に入れた。
 数時間後に飲むと確かに美味しい。味がまろやかになり、お茶やコーヒーを入れても風味に角がなく、滑るように喉に入っていく。
 ちなみに、竹炭だけとか水晶だけつけた水も作って飲み比べたが、やはり両方併用したほうがうまみが増すことが確認できた。
『カラダがよろこぶ水の本』(篠原秀隆、講談社+α文庫)に、以下の記述がある。
<アルカリイオン水の3つの性質>
豊潤作用
溶解力が強い
熱伝導が良い

<アルカリイオン水の使用法例>
飲み水、妊婦、子供(粉ミルクの割り湯含む)
二日酔い、飲み過ぎに
お茶やコーヒー、水割りに
野菜など食材の洗浄に
米のとぎ水、ご飯の炊き水に
味噌汁、スープ、煮物に
野菜のアク抜き、レバーなどの血抜き
そばやうどんのゆで水、野菜の湯がきに
有害な添加物を取る
観葉植物の水やり、種の発芽、生長に
ペットの飲用に
染物に

<酸性イオン水の4つの効用>
収斂作用
洗浄力
殺菌力、静菌力
熱伝導が良い

<効果と利用法>
火傷、切り傷に
眼の洗浄:疲れ眼、目やにの軽減
水虫の炎症など
浴用に
まな板、食器などの洗浄に
掃除に
ガラス製品磨きに
洗濯に
ペットの毛の手入れに
野菜や果物の保存に
調理に

その他、アトピー性皮膚炎に対しては、「アルカリイオン水を飲用し、酸性イオン水を外用する(塗布したり入浴する)と治る」と書いてあったが「そんなに簡単に治るものかなー」と思い、かなり重症のアトピーの経験のある同僚に訊いてみたところ「体質によって、合う合わないがあるみたいだね。それできれいに治る人も確かにいたけど、僕はボロボロになった」といっていた。効くならばどんどん使えば良いが、だめとわかったらこの治療法に固執しない方が良い、ということだろう。
 私自身は、健康云々以前にまず美味しいのでアルカリイオン水は毎日のお茶の水に使っている。酸性イオン水については、風邪の季節のうがいにはもってこいであろう。また元来顔や頭の皮膚がオイリータイプなので、洗顔や洗髪の仕上げに使ってみるのも良いかもしれないと考えているところである。
(2004年)

書いた人 浜野ゆり : 2005年07月06日 17:27

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