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腎を温める

2005年12月24日

 冷え性の人は一般に腎気の流れが滞っており、中医学的には「水毒」ともいいます。そして、こうした人は手足など末端のみならず、しばしば腰部全体が冷え、骨盤内の血流も鬱滞しがちなので月経痛もきたしやすいものです。


 私が週1回勤務しているおはらクリニックでは中医学やアーユルヴェーダの知恵を応用したセラピストたちが何人もおられます。
 先日クリニックの忘年会があり、いろいろお話しする機会があったのですが、彼女らセラピストの複数の人が、腰の温め方とその効用を教えてくれました。
 その中でなるほどと思ったのが、女性の冷えと便秘も大きく関係するということ。
 腹部・腰部が冷えている→交感神経優位になる→大腸も緊張し、便通が悪くなる、という連鎖があるそうです。
 そして、腰部を温めるには「衣服に貼る、使い捨てカイロ」を使うのが最も手軽で効果的なのだそうですが、その際、仙骨部と左右の腎臓の所の皮膚にカイロがくるよう、位置を調整するのがコツ。つまり3箇所貼るのです。
 実際彼女たちも実行し、日々効果を感じているそうで、控えめなエアコン使用でもほんのり頬がピンクに上気しているのを見るにつけ、確かに効果が出ていると思われました。(ウォーム・ビズにもぴったり?!)


 早速私も試してみたところ、まず速攻の変化として感じたのが「眠くなる」ということ。ほわ~と背中から腰が温まるので、何だか気持ちが緩んでしまうのです。
 もちろん注意集中すべき場面ではそれも可能ですし、ここ数日の冷蔵庫の中のような気候で外出した時も、いつものような辛さはありません。
 なるほどこれなら、腸や子宮もリラックスして、血流も良くなりそう。これはめっけものとばかり、早速カイロをまとめ買いしましたが、これでこの冬は少し過ごしやすくなるかな。

書いた人 浜野ゆり : 2005年12月24日 11:12

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