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ネットで視力チェック

2008年05月04日

大学卒業前までは割と視力が良かったですが、医師国家試験およびそれに先立つ卒業試験の勉強で、さすがに少し視力が低下しました。
ところが、研修医の研修医になって半年も経つと、視力が少しずつ回復していることに気づきました!
研修医の仕事というのは下っ端の雑用係で、肉体的には忙しくて疲れますが、その分読書や書き物などのデスクワーク時間の割合が減ります…つまり肉体労働者なので、目を休めることができたらしく、視力も回復したのでした(笑)。


ところが卒後4-5年もすると、それなりに文書書き作業が増えます…特にパソコンで書くようになってからは顕著で、みるみる近視が進んでしまい、運転免許を取るのを機に、ついにメガネ保持者の仲間入りをしたのです。


さて最近はインターネットで何でも情報を得やすくなりましたが、目の病気やその治療法、更には自己チェック用ページまで、いろいろあるのですね。
例えば視力チェックも、どこでもメガネというサイトで自分で概要を調べられるようになっています。
「最近、メガネが合わなくなってきたかな」と感じた時や、運転免許証更新が近づいてきた際には予備チェックとして、役に立ちそうですね。


ちなみに私は先日、久しぶりにメガネやさんに行ってきました。
目的は「調光メガネ」を買うためです。
調光メガネとは、レンズが特殊な材質でできていて、太陽光など紫外線が当たるとその強さに応じてメガネが少し色付くものです。
これから紫外線がどんどん強まる一方で、気候が良いのでアウトドアで過ごすことが増えることが予想されますが、いちいちメガネとサングラスを用意してかけ直すのもつい忘れて不徹底になりそうだし、まだ度付きのサングラスは持ってなかったので、今年は思い切って調光メガネにしてみたのです。


目を日光から守るのは、まぶしさ対策だけでなく、目の健康のためにも重要なことです。
高齢者には白内障が非常に多いですが、白内障になる因子の1つが、長年の紫外線によって眼の角膜が障害される(変質してしまう)ことにあります。
皮膚と違って、目には日焼け止めを塗るわけにはいきませんので、紫外線防御機能のあるメガネをかけるのが自衛策になります。


もっとも、紫外線の害は一生のそれまでの累積量で出てくるので、本当は私のような年齢ではなく、子供の頃からきちんと防御するのが理想的です。
とはいえ私の年代くらいまでは、子供時代、夏休み明けにどのくらい日焼けできたかを競うような風潮があり(「くろ○ぼコンテスト」なんて、小学校主催でやってるところもあり、それがテレビニュースで放映されることも)、紫外線の浴び過ぎは皮膚がんのリスクを高めるというのはまだまだ日本では知られていなかったため、仕方ありませんが。
この頃は赤ちゃん用の日焼け止めもあるように、近いうちに幼稚園の登園や遠足も各自サングラスをしている、などという光景も当たり前になるのかもしれません。


日焼けの予防や回復の促進にビタミンCが良いというのも、この十数年(?)ほどでだいぶ一般に知られるようになってきましたが、白内障も初期であれば、ビタミンCや他のいくつかの栄養素を十分補うことで治療可能であることが、分子整合栄養医学でわかってきています。
また、海水浴などの後、皮膚がむけるのは本当は「普通」のことではなく、鉄不足による皮膚の異常反応ですよー。


内臓はもちろん、皮膚・粘膜・髪・爪など全ては栄養素を材料にして作られているので、そうした材料をきちんと毎日摂取することが、とても重要になってくるのです。

書いた人 浜野ゆり : 2008年05月04日 06:16