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鉄補給でコリ解消

2009年02月26日

先日は春一番が吹き、4月上旬並みの暖かさの日があったと思ったら、昨日の東京の最高気温は7度と真冬の寒さ。
その上花粉症の人には、この時期スギ花粉なども飛び始めて、天候による心身への負担が大きいですよね。


私も10代の頃から寒さが苦手で、ご多分にもれず鉄欠乏による冷え性でした。
(もっとも、これも大部分の女性と同じく、通常の内科検査ではむしろ栄養優良といわれ、献血もばんばん行なっていたほどです。鉄欠乏であることは、分子整合栄養医学に基づく血液検査をして初めて指摘されたのでした。)

高校のときなどは、教室に1つストーブがある程度で到底不十分なため、毎朝ベンジンを入れて火をつけるという旧式のカイロを持参し、なけなしの暖を取っていました。


多くの日本人女性は潜在性の鉄欠乏性貧血があり、これが冷え性・肩こりの大きな要因になっています。
寒いと体を硬くしてじっとしていることが多いため、ますます手足への血液循環が不活発になり、冷えが強まります。
こうした症状を緩和するには軽い運動をするのが望ましいのですが、寒いからこそなおのこと、なかなかその気になりにくいですよね。


ところで先日、ちょっと時間ができたときに、久しぶりにエステに行ってみました。
女性にとってはエステは至福の時とばかり、エステにはまる人も多いと聞きますが、私の場合はしょっちゅういくのは面倒で、数ヶ月に1度のペースで十分。
そもそも、エステで肌や体型を改善しようというのではなく、単純にひとときのリラックスさえ得られれば良いという目的だからです。


で、その回は顔とデコルテのケア中心だったのですが、最初にエステシャンの方が方や首、背中のマッサージをしてくれました。
その時に「ずいぶん柔らかいんですねー、運動しておられるんですか?」と聞かれました。
特にこれといった運動はしていなかったのですが、運動習慣のある人のような筋肉の柔らかさだったようです。


それを聞いて、鉄補給のおかげだなあ~と思いました。
鉄を正しく十分に補給すると、上述の冷えや凝りが改善されますが、その理由の1つとして、体内のエネルギー生産効率の大幅なアップがあります。
エネルギーがたくさん作られるため、体が温まり、毛細血管の隅々まで血がよく巡るので筋肉がほぐれます。
また皮膚や粘膜が丈夫になり、炎症や過剰な角質化(厚みやかさつきなど)が減り、皮膚そのものもやわらかくなるのです。


去年の11月に引越した我が家は少し小高い丘の上にあるため平地より朝晩の冷え込みが強く、先日は雪が降る日もありましたが、その割には以前ほど辛くないのも、体内の鉄分が増えたおかげです。


また、エネルギー産生率がアップするとそれだけスタミナも上がるので、肉体面・頭脳面での作業可能時間も増え、生活していても何かとはかどり、気分が良いものです。
栄養を十分に与えると、肉体はまだこんなに予備能力があったのだなあと、我ながら嬉しくなったりします。


このように冬を乗り越えやすくしてくれる、鉄。
春から夏には、また別のメリットを与えてくれます。
それについてはまた、次回。

書いた人 浜野ゆり : 2009年02月26日 07:21