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周期

2007年12月11日

12月も中旬。世間ではクリスマスだ、年賀状印刷だ、おせちだと様々な商戦が繰り広げられ、私たちの意識も新年を強く意識してきているところですね。
この時期には各雑誌も2008年の運勢特集というのを一通りやり終え、何とか来年こそは良いことがあるようにと願う読者の心をくすぐります。
もちろんこうした記事を気分転換に利用するのは大いに結構ですが(私も占いの勉強を始めるまではこうしたものに「お世話」になってましたし・笑)、9月8日の日誌「占いはウソが9割?!」にも書いたようにああしたものは大雑把過ぎて個人の運勢の判断には役立ちませんので、余興と割り切って読みましょう。
本当に自分の運勢を知り開運したいなら、腕の良い占い師にきちんとお金を払って、オーダーメイドの鑑定をしてもらう必要があります。


さて、以下は久しぶりに占いのマニアックな話題ですので、ご興味のない方は飛ばしてください。


西洋占星術において、本人の体内時計的周期を現す「進行(プログレス、以下p)法」というのがありますが、この見方で最も細かく見る目盛りとなるものに「p月」があります。
このp月がホロスコープのどこの室(ハウス)にあるかで、その人のその時期(平均2年半)の人生上のテーマをみることができます。


このうち、6ハウスのテーマは「職場、労働/健康、身体」といった内容を司ります。
もちろん生まれた時のホロスコープが全ての基本であり、各ハウスの個人への影響力の大きさは様々なのですが、一般に6ハウスは「環境からプレッシャーを受けて忙しい、しんどい」といった、主観的に結構大変な時期と感じることが多いものです。


例えば、私が前に勤めていた病院のある看護師さんはp月が6ハウスにあった時に相談に来られたのですが、それは「横暴な婦長がいる今の病棟勤務を続けるのは耐え難い。それでも我慢して続けるべきか?近いうちに私か婦長の異動があるか?あるいは思い切って退職しようかと考えているが、どうか」というものでした。


そこで看護師さんとその婦長さん両者のホロスコープをチェックしたところ、看護師さんはあと1年余りでp月が7ハウスに抜けます。これは「抑圧から抜けて、やっと自分らしく振舞えるようになる、活躍の場が広がっていく」というもの。
一方で婦長さんはp月が10ハウス。これは「キャリアの頂点」を意味し、仕事が最も充実し、その分忙しい時期に当たります。


これらの結果から看護師さんには「あと1年ちょっと頑張れば事態は好転すると思われること」を伝え、婦長さんの方は今仕事パワー絶好調なのでそれにはやはり対抗は難しく、何とかやり過ごすというスタンスでいくしかないだろうと伝えました。


その看護士さんは結局、その数ヵ月後には退職し、子育てに専念することにしました。
婦長への不満の主な理由の1つが「子育てに配慮してくれない」というものだったこともあり、思い切って辞めることで、家庭という「自分がのびのびできる場」を早く確保したかったのでしょう。
その後2-3年以内に2人のお子さんにも恵まれ、年賀状によると専業主婦業を謳歌しているようです。


また、ある知人はちょうど結婚した直後にp月が6ハウス入りしたので、その後2年余りはやはり何かと大変そうでした。
急に仕事が打ち切られたり、思った内容と違う方向性になってしまったり、更には健康状態も悪化して、かなり不安の高い期間だった様子。
(本人は占いは信じない人なので、あくまでも「厄年のせい」と主張していましたが…)
今年の秋頃からようやくp月が7ハウスに抜け、それに伴ない健康状態も安定し始め、仕事面でも徐々に活気が出てきています。


さて長々と6ハウスの話をしてきたのは、私自身も間もなくp月が6ハウス入りするからです。
実は今日の21時頃に入ります。(ふへー)
このことはもう数年前から承知していましたが、時期が近づくとちゃんと物事がそのように流れていくから、いつものことですが感心してしまいます。
まず、7月の時点で予告的な動きがあり、現在勤務しているクリニックでの外来勤務日を増やせないかとの打診がありました。
そこで私側の準備やクリニック側の手続きで、実際には今月初めから外来日が増えることとなったのです。


他の東洋系の占い(例えば四柱推命)でも2008-2010年は私にとっていろいろとプレッシャーが多く一般的には「大変」な時期に入るので、今後2-3年はやはり何かと多忙になりそうです。
まあ誰でもこのプロセスを経て7ハウスへ進行し、その後はより自分主導の活動がしやすくなっていくので、私も来年からは一層気を引き締めて働いていこうと思っています。


人間誰でも人生上の波、つまり好不調の変動はあるもの。
しかし人間は成長しますから、同じように不利な状況であっても5年前、10年前よりもそれを受け流したり乗りこなしたりの対処が上手くなります。
私もここ数年のストレス管理(瞑想が非常にパワフル!)や栄養療法での身体作りのお陰で、かなりリカバリーがしやすくなったと思いますので、きっと何とかなるでしょう。

書いた人 浜野ゆり : 2007年12月11日 13:15