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読者のためのメンタルヘルス講座

2005年07月09日

 私の本職が精神科医ということで、このサイトの読者も精神・心理関係のことを知りたい方が多いようです。そこで一般読者が精神医学・心理学の基礎知識を学べるコーナーを設けることにしました。
 「うつ病」や「パニック障害」等はマスコミでも話題になることが多く、そのぶん大きな書店の心理学コーナーにも解説書が何冊も並んでおり、関連サイトも多数あります。それに比べ「統合失調症(精神分裂病)」について正面から詳しく取り上げたサイトはあまりないようです。そこで初回はまず、統合失調症について解説したいと思います。


Ⅰ統合失調症(精神分裂病)
(1)統合失調症とは
 代表的精神疾患の1つで、人口の0.8%に発病しますので、決して珍しい病気ではありません。例えば電車の1車両にそこそこ満杯に乗っている時で120-130人ですが、そこに1人という割合。
  好発年齢、つまり発病率の高い年代層は10代-20代であり、したがって中学・高校・大学の学生や新入社員の集団では平均の0.8%よりも高い発病率になります。仮に1クラス40人とすると、平均2-3クラスに1人は統合失調症患者が発生してもおかしくない計算になります。

 
(2)症状
 基本は「自分の心の中と外界の境界線が不明瞭になる」という体験です。このため自分の考えたことが他人に知られてしまう、他人の考えが自分に入り込んできて自分に作用する、外界で起こる物事は暗に自分にメッセージを伝えているといった妄想を抱くことが多いです。
 幻覚、特に幻聴が多く、様々な妄想を伴います。病気が進行すると思考が混乱し、支離滅裂な言動となります。強い不眠、不安を伴います。


よくある妄想の例
…被害関係妄想
 クラスメイトや職場の同僚、あるいは近所の人達が自分を嫌い、嫌がらせをする。自分の悪口や噂をしている。
 秘密組織が電波を飛ばして自分を操ろうとしている、自宅の壁に盗聴器をしかけて自分をスパイしている、など。
…注察妄想
 近所の人や通りすがりの人達が、それとなく自分を観察している。
…恋愛妄想
 ○○さんが自分を好いているが、はっきり告白できないので目線やしぐさ、婉曲な表現で自分に愛情を伝えようとしている。
…血統妄想
 自分は天皇の末裔である、という古典的血統妄想は「天皇」の特別性がかつてほどでなくなった現在は減り、代わりに「世界的アーティスト○○の隠し子である」「キムタクの親友である」など、時のスターを妄想の対象とすることが多い。


(3)発病の原因
 原因は解明しきれていませんが、他の多くの病気と同様、基本的には体質的なものと考えられます。高血圧や糖尿病、あるいは癌も体質・家系要因がかなり絡むのと同じ意味合いで、統合失調症も家族性があります。単一遺伝子によるものではなく、複数のいわば「可能性遺伝子」が重なった人に発病しますので、これまで全く統合失調症の発症しなかった家系よりは、複数の発病者がいた家系に生まれた人の方が、ある程度発病のリスクは高いということになります。
 かつてまだ遺伝子研究が進んでいなかった時代は統合失調症の心因論が主題となっており、感情表現が極端で安定性のない家族の中で育つと統合失調症が発病しやすいともいわれましたが、このような家族の対人関係パターンは統合失調症に限らず全ての精神疾患の誘因になりえるストレス度の高いものといえます。
 また、10代から20代にかけては思春期から大人になっていく人生の激変期であり、対人関係の持ち方、自我の確立、親しい人達(特に親)との依存と独立の葛藤など、アイデンティティー形成をしていくために多大な負担のかかる時期であり、上記の体質因子とこのような生活環境因子の相互作用の結果、発病に至る人達が出てくると考えられます。


(4)治療法、予後
 薬物療法が必須です。症状の激しい時期(急性期)を脱した後も、定期的通院と服薬が必要であり、社会復帰のためのリハビリが必要になることも多いです。
 ここ数十年は優秀な治療薬の開発により、9割近くの患者が寛解(完全治癒ではないが、日常生活や社会生活をある程度送れるようになること)に至ります。


(5)参考図書(いずれもおすすめ本棚をご参照)
 『正体不明の声――幻覚妄想体験の治療ガイド』原田誠一、アルタ出版
 『救急精神病棟』野村進、講談社
 『統合失調症の認知行動療法』デイヴィッド・G・キングドン他、日本評論社


(6)統合失調症を取り上げた映画
 「シャイン」(エッセイ「父と息子」もご参照ください)
 …オーストラリア出身のピアニスト、デビッド・ヘルフゴットの半生をモデルに、苦難を乗り越え演奏家として再起するまでを描いたドラマ。主演のジェフリー・ラッシュは、今作で1996年度主演男優賞を受賞。また、2004年1月のNHKテレビ「クローズアップ現代」でもデビッド氏の半生、日本でのピアノコンサートの様子などが紹介されました。


 「ビューティフル・マインド」  
 …プリンストン大学数学科に在籍している数学の天才ナッシュ(ラッセル・クロウ)は、念願のマサチューセッツ大の研究所で働くことに。ところが彼のもとに諜報員バーチャーがやってきて、雑誌に隠されたソ連の暗号解読を依頼する。彼は承諾するが、そのことがやがて、彼の精神を侵していくことに・・・。
 実在の数学者の伝記をもとにロン・ハワード監督が映画化、2001年度アカデミー賞受賞の作品。


(7)統合失調症について考えたエッセイ
 了解不能
 妄想かシンクロか


Ⅱ気分障害(うつ病、躁病、躁うつ病)
 うつ病、躁病、躁うつ病をまとめて「気分障害」といいます。


(1)気分障害とは
 統合失調症と並んで頻度の多い精神疾患で、罹病率は0.4%。20代から50代くらいまでに初発することが多い疾患です。うつ状態のみであるうつ病、次いで躁状態とうつ状態を繰り返す躁うつ病が多く、躁状態のみの純粋な躁病は比較的少ないというのが臨床的印象です。


(2)症状
うつ状態…ゆううつ気分、意欲・食欲・性欲の低下、集中力低下、不眠、不安・焦燥感、悲観的、自己価値観の低下、興味や喜びの感覚の喪失、絶望感、自殺願望といったものがみられます。しばしば随伴する身体症状としてだるさ、疲れやすさ、頭痛・頭重感、胸が締めつけられる感じ等があり、このため身体の病気と思って内科を初診する患者も多さんも多いのです。
 「憂うつになるのって、誰にでもあることなのでは?」と思われるかもしれません。しかしうつ病の場合には①程度が極端である、②原因がなくても発症/持続する、といった特異性があります。以下にご説明しましょう。


[1]程度が極端である。
 うつ病が発症、進行すると、仕事や家事などはもちろん、従来は楽しみにしていたことや大好きなはずのことにも興味を失い、それまで簡単にできていた日常的動作、例えば洗面や着替えをするのさえひどくおっくうになり、外出はおろか、自宅の椅子にただ座っているのさえ耐えられず、寝たきりになります。


[2]原因がなくても発症/持続する。
 健常人の落ち込みならば、その原因がなくなればうつ状態もなくなるでしょう。例えば受験で不合格になって落ち込んでいた人が、補欠合格して第一希望校に入れることになったらうつ気分など吹っ飛ぶことでしょう。しかしうつ病が発症した場合は、たとえ最初のきっかけが受験失敗でであったとしても、その後希望校に入れるようになっても一向に気分が晴れず、それどころがそもそも大学進学自体どうでもよくなり、ひたすら「生きているのも辛い・・・」ということになるのです。


躁状態…軽躁状態では気分爽快という程度ですが、高じると怒りっぽさとなります。誇大感(自分は何でもできる感じ)を抱き、他人に干渉しすぎてトラブルを起こしたり、お金の浪費(多額の買い物、投資)をしたり、性的逸脱を起こしやすくなります。また多弁になり、話題が次々と移り変わり、行動の一貫性が欠けがちなります。注意力散漫、かつ気が大きくなるため、無謀運転、事故などを起こしやすくなります。身体的には食欲・性欲の亢進があり、自覚的には「疲れ知らず」「眠くない」と感じますが、実際には身体は不眠不休でボロボロになっています。このため、躁状態も入院治療の適応になります。


(3)発病の原因
 統合失調症や他の多くの身体疾患と同様、体質性・家族性もあります。
 世間ではとかく、「ストレスが重なってうつ病になった」と考えますが、そしてストレスは確かに発病の誘因(引き金)にはなり得ますが、基本的には(統合失調症と同様)神経伝達物質(一種の脳内ホルモン)の乱れによるものなので、本人の自覚として「特に理由も思い当たらない」のに、うつ病を発症することがある、ということも知っておく必要があります。
 すなわち、特に何があったわけでもないのに「最近、どうも気分が冴えないなあ。集中力もないし、夜も眠れなくなって・・・何だか頭の回転がまるでダメになってきた。自分は馬鹿になってしまったのだろうか。いやきっと、怠けたいからこんな気持ちになっているのだ。これではいけない、がんばらねば」と自分を鞭打ち、しかし思考能力は(病気の症状のため)落ちていて、思うように進まないため不安や焦りの気持ちが強まります。そして「こんなに簡単なこともできない自分はなんてダメなんだろう。こんな自分が生きていても皆に迷惑をかけるだけだし、何もできない状態で生きていても辛いだけ。いっそ死んでしまった方が楽だ」と、自殺願望が高まり、実行する人も出てきてしまうのです。


(4)治療法、予後
 うつ状態、躁状態とも、休養と服薬が必須です。
 急性期を脱した後は、ストレスへの対処スキルを上げ、再発を予防するため、自分の性格やものの見方で改善できる点は改善するよう、指導・教育する場合があります(認知療法、対人関係療法など)。
 寛解後は、元の社会生活に戻れる人が多いです。
 またうつ病に関しての注意点がいくつかあります。


[1]「怠け」とは別物
 客観的にはそんなに仕事をしていないのにすぐに疲れてしまう、いつもおっくうそうにしている、作業能率が落ちているのを見て、周りの人たちは「やる気がない、さぼっている」と誤解することがありますが、意欲・集中力・思考力の低下はうつ病の症状そのものであり、本人の怠慢ではありません。
 典型的なうつ病の患者さんは生真面目な人が多いので、自分の能力低下を「努力が足りない」と思い、一層がんばろうとしますが叶わず、不安と焦りが高まっています。


[2]気分転換の誘いや叱咤激励は逆効果
 うつ病が発症すると、周りの人達が患者さんを元気付けようと遊びに連れ出したり、外食に誘っても、本人の気分は晴れず、むしろ心身ともになおさら疲れてしまいます。本人も「せっかく私のためを思って連れ出してくれたのに、楽しめない自分はダメだなあ」とますます落ち込んでしまいます。
 また原則として「がんばれ」と励ましたり、客観的事実(そんなに悲観することではない、こういう良い点もあるではないか等という事実関係の説明)や具体的対処法を教えて実行を促すなどをしても、本人のエネルギーが極端に落ちているため、本人は「自分としては既にがんばっているつもりなのだが・・・。とても実行できそうにない」という悲観的気持ちを高めるばかりなので、逆効果の場合が多いです。


[3]周りの人にできること
 何よりも、「一度は医者に診てもらおう」と患者さんへ受診を促すことが最も重要です。大体の場合、本人は病気だとは思っておらず「最近仕事量が増えて、疲れているだけ。自分の努力が足りないのだからもっとがんばる」等といって抵抗することが多いですが、そこで様子を見ているとある日突然自殺を決行・・・という最悪の事態になることもあります。
 少なくとも「ここしばらく、あまり眠れていないではないか。お酒の量も増えたし・・・。最近の○さんは、従来と違うよ。せめてちゃんと眠れるようになるようにしよう」等と説得する必要があるでしょう。


[4]この時期に避けるべきこと
 人生上の重要なこと(退職、転職、離婚など)の決定は避けましょう。うつ病の最中は極端に自己価値観が下がり、不安が高まり悲観的になっているので、そういった中で決心したことは、病気が軽快した後のニュートラルな自分に戻った時「しまった」と思うことが多いからです。


[5]この時期にすべきこと
 なによりもまず、精神科医の診察を受けてみること。そこで「うつ病」と診断されたら、しっかり休養と服薬をすることです。
 うつ病患者の多くは生真面目なので「いや、自分が抜けると今進行中のプロジェクトに支障が出る。明日は重要な会議があるし、明後日は夜勤だし、来週は出張が・・・」等といって抵抗することが多いですが、今の本人の状態では無理であることを説明し、ある意味一度「諦めて」療養に入ることが重要なのです。
 また抗うつ薬は一般に、効果発現までに2週間程度かかり、一方で副作用(眠気、だるさ、口の渇き、便秘など)はのんだその日から現れるため「薬は効かない、それどころがなおさら具合が悪くなった!」と誤解して止めてしまうことがあるため、要注意です。


(5)再発予防のために
 「うつ病になりやすい病前性格」というものがあると、昔からいわれてきました。その特徴は、以下の点です。
 ・真面目、努力家、完璧主義、責任感が強い、道徳的。
 ・自分にも他人にも厳しい。
 これらは従来、社会的に善とされるものですが、これもいきすぎると、以下のデメリットとして出てくることになります。
 ・四角四面、遊び心がない、余裕がない。
 ・自分の一面的価値観からしか物事を見られず、それが通用し
  ない場面には耐えられない。
 ・場面に応じて「適度に手を抜く」ことができないため、いつも全
  力投球しすぎてダウンしてしまう。
 ・遊び心からくる余裕感、応用力に欠けるため、新しい事態、不
  慣れな状況への変化に弱く、その意味でのサバイバル力に
  欠ける。
 うつの症状が軽快した時点で、今回うつ病に至るまでに本人が感じ、考えたことを振りかえって検証し、自分の性格を把握します。それによって、将来同じようなストレスが降りかかってももう少し上手に対処できるよう、練習していくことが、長い目で見たときに重要となってくるのです。
 なお、躁うつ病に関してはうつ病のみの患者群とは少し違う性格特性を持ちますが、今回は割愛します。


(6)参考図書(いずれもおすすめ本棚をご参照ください)
 『軽症うつ病』笠原嘉、講談社現代新書
 『専門医がやさしく教えるうつ病』水島広子、PHP…対人関係療法を含む、うつ病のわかりやすい本。
 『うつと不安の認知療法練習帳』デニス・グリーンバーガー、創元社
 『うつ・躁回復ワークブック』メアリー・コップランド、保健同人社


(7)気分障害を取り上げた映画
「心のままに」
…躁うつ病の治療を受けに入院したジョーンズ(リチャード・ギア)が、担当の女性医師と恋に陥る、という物語。


(8)気分障害を考えたエッセイ
 裏表


Ⅲ自殺について
1.どれくらい多いか、何が原因か
 わが国における自殺者総数は1998年以来3万人超が続いており、これは交通事故死者の3倍以上になります。40歳代以上の中高年期層が多いです。
 自殺時、冷静な判断に基づいて確信的に自殺した人はせいぜい2割程度で、8割以上の者は自殺時に何らかの精神障害をきたしていたことがいくつもの調査で明らかになりましたが、そのうち精神科に受診、治療を受けていた人はわずかです。
 また、よく「『死ぬ、死ぬ』という人に限って死なない」などといわれますが、これは全くの間違いであり、自殺しようとする人は最後のSOSとして「死にたい」とはっきり言ったり、暗にほのめかすことが圧倒的に多いのです。


2.どんな人が自殺するのか――危険因子
(1)40代以上の中高齢者。性別では男性が多い。
(2)以下の精神障害にかかっている:うつ病、統合失調症、アルコール依存症。
(3)孤立:家族や友人との交流がない(私的生活での孤立)、失業・異動・同僚と疎遠(社会的生活での孤立)
(4)自殺の既往歴がある:自殺未遂者の10人に1人は将来既遂するといわれています。
(5)自殺の家族歴がある
(6)自殺願望を表現・肯定した
(7)愛情薄い生育歴:親との死別や離別、児童虐待の中で育つと自己価値観が低くなりやすく、辛い中でも希望を見出し頑張って生きようとする動機が生じにくい。
(8)重い身体疾患にかかっている、特に痛みや行動制限など苦痛が大きく、進行性、致死的であるもの。
(9)性格因子:衝動的、依存的、過度に脅迫的、など。


3.自殺願望を打ち明けられたときの対応法――すべきこととタブー
 「自殺したい」と打ち明けるのは、死ぬ前の最後のSOS信号であり、「もしかしたらこの人ならわかってくれるかも、支えてくれるかも」との気持ちで、絶望的な心境を話します。たとえ一見とっさに選ばれたように見えたとしても、半ば無意識的に相手を選んだのであり、誰でもよいから話したかったわけではありません。
  この時に聞き手が(自分の)不安に耐えて話し手の気持ちを受け止めてあげられるかどうかが、自殺予防の成否に関わるのです。


<してはいけないこと>
・話題をそらす
・常識的な一般論でさとす・・・「命を粗末にしてはいけない」「家族が悲しむだろう」等。
・叱咤激励する・・・「死ぬ気で頑張れば何だってできるはずだ」「もっと悲惨な状況の人だって頑張っているのに、そんな弱気でどうする」等。
・容易に解決策を示す


 聞き手自身に湧き上がる不安から、ともすると一方的に話し、相手を思いとどまらせよう、説得しようとしたくなりがちですが、これはタブーです。こうした対応をすると話し手は「自分の辛さをわかってもらえなかった、無駄だった」心を閉ざし、黙って自殺を決行してしまう危険性が増します。


<するべきこと>
・真剣に耳を傾ける
・感情を理解、受け止める
・充分に時間をかけて話を聴いた後、他の選択肢を示す


 充分時間をかけて、相手の話を聴く。これが最も重要です。 自殺をするという事の是非ではなく、自殺に追い込まれるほど辛い気持ちなのだ、ということを受け止めてあげることがポイントです。


4.残された人の反応
 それでも自殺が起きてしまった時、残された人に起こる心理的反応を予め知っておくことは、病的な死別反応(うつ病、不安障害)を起こさないために大事なことです。
身近な人が自殺した時、以下のような気持ちが残された人達の心の中に生じ得ます。


・茫然自失、驚愕、疑問
・否認
・怒り
・自責感、抑うつ
・他罰、「犯人」探し


 特に故人に対する「自分だけ逃げて卑怯だ、私をを見捨てた」という怒りと、それを自覚して「何て私は無慈悲なんだろう」と思ったり、「最後に会った時にあんな言い方をしなければ・・・もっとちゃんと話を聞いてあげていれば・・・」と罪悪感を感じたりすることもよくあります。
 そういった、故人に対する複雑な気持ちを否認せず、言葉にして表現できると、自然な過程でやがて故人の死を乗り越えられるのです。


次回はアルコール依存症を取り上げる予定です。


別冊メンタルヘルス講座
その1 主な精神疾患の名称と概念
その2 精神科で使われる主な薬

書いた人 浜野ゆり : 2005年07月09日 15:54